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Report活動報告

かざまあさみ×中谷一馬【対談2】「かざまあさみ」さんってどんな人?

 

エイベックスの書類審査で落ちるも電話で再交渉!?国会議員秘書を経て

 

○中谷 

今日は、かざまあさみさんとの対談ということでお時間を頂きました。

かざまさんは、私と共に立憲民主党の青年局で活動し、若者の政治参加を促す活動を行ってくれた第一人者です。そして、経歴はご自身からもお話があると思いますが、世界から地域までグローカルな視点で社会を見てきた人物です。こうした方が横浜市政に携わってくれることは、港北区の発展に繋がると思います。

 

○かざま 

ありがとうございます。私は、貧乏バックパッカーで世界一周の旅をしたことがあります。一人旅だったこともあり、長時間バスに乗ることが多々ありました。南米などでは40時間以上バスに1人で乗り続けたり、電波も届かなかったりで、嫌というほど自分と向き合う時間がありました。その中で今後の人生、生き方について考えることが多くなりました。

今まで自分はエイベックスというエンタメの企業にいて、人を喜ばせることとかアーティストという人気者を作る仕事をしてきました。ある意味プラスの部分というか明るいところで仕事をしてきましたが、世界を見渡すと貧困・争いなど様々な事情で困ってる人や社会が生きづらいなと苦しんでいる人々などと身近に触れてマイナスの側面を沢山知ることになりました。

 

○中谷 

エイベックスではどんなことをされていたのですか?

 

○かざま 

はい。私は、新卒でエイベックスに入社しました。選んだ理由は、「人にハッピーを届けたいな」という想いでした。音楽が好きだったこともあり、皆の普段の生活が少し良くなるような彩りを与えれるようなエンタメの事業がいいなと思って入社しました。新卒1年目にCDやDVDの営業をする中で、CDやDVDが衰退している時期で経営が厳しいところも多かったのですが、CDを入れてもらうだけではなく、その商品が売れてお互いwin-winの関係が作れるように、POPや宣伝のところまで注力したりしながらPRを頑張りました。

他には、音楽配信サイトmu-moのWeb広告担当としてリスティングとアフィリエイトを使った広告・宣伝や、ファンクラブの企画運営ですね。もっとアーティストのことが好きになってもらえるような会報誌を作ったり、ファンクラブ限定何千人という規模のイベントの企画運営をしたり、様々な経験をさせて頂きました。

 

○中谷 

なるほど。私が尊敬している大島敦衆議院議員に教えてもらった営業の心得で感銘を受けた言葉があります。

それは、「営業は自分を売ることではなくて人を買うことだ」という考え方でした。自分が必要ないと思っている物を売らなきゃいけない仕事が仮にあったとします。その状況は、自分自身も「疑問」を抱き、なおかつ相手もこれが必要なのかどうかわからない物を販売しなければならない。これはお互いに不幸です。しかし「相手を買う」、つまり、相手が、何に興味関心があるのか、何が欲しいのか、何を自分たちが提供できるかと考えることができたならば、お互いを幸せにする可能性が高くなります。

それは政治にも通ずる部分がありまして、自分自身があることに悩む、もしくは困っている人の悩みに寄り添った時に、これを改善し解決することができたならば、同様に悩んでいる人を幸せにできるかもしれない。そんな時に信念を持って行動し、その熱量を皆様に共感して頂けたならば、想いを託して頂くことに繋がると思います。そして託して頂けたならば政治家として、国民・市民の皆様の期待に添えるような、バリュー(価値)を提供しなければならないと思っています。

 

○かざま 

そうですね。今思い出したのですが、エイベックスに入る時のエピソードがありまして、今も人気のある企業だとは思うんですが、書類審査の時点でかなりの量の応募がくるようなんですね。私は見事に書類審査で落ちまして。

 

○中谷 

え?そうなんですか。

 

○かざま 

落ちました。でも入ると決めていたので、電話番号を調べて、人事になんとか繋いで頂き、まだ一度もお会いして頂いていないじゃないですかという話をして、お会いして頂けたら絶対に採用したいと思ってもらえる自信がありますということをお伝えしました。そこから面接を何度かして頂いて、入社したという経緯があります。

 

○中谷 

それはすごい行動力ですね。(笑)

 

○かざま 

昔から、無理だと決めつけるんじゃなく、どうしたら解決できるのかなということを考えて、行動することを大切にしてきました。

 

○中谷 

さすがですね。弊所でも秘書として一緒に仕事をした時にその行動力が本当に心強かったです。


○かざま 

ありがとうございます。秘書として政治に関わり、実際の生活だったり、地域のことを考える時間が増え、改善しなきゃいけないことがたくさんあると強く感じました。議員が実際に手を動かすことでしっかりと政治が変わり、社会が良くなっていくということを間近で実感できました。

そんな時に私が暮らす港北区で県政・市政の公募が行われるということを知りました。私の中で、「政治を変えて、世の中をよくしたい」という想いが強くなる一方でしたので、政治の道を志そうと決意し、応募させて頂きました。

そして、立憲民主党で港北区を所管する神奈川7区総支部、神奈川県連、党本部など多くの皆様方との面談を経て、様々な審査を頂いた後に、公認内定者として決定を頂きました。